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2026年4月|小学4年生授業レポート③_0415_Wed

  • 4月17日
  • 読了時間: 6分

授業前のおやつタイムでは、じゃがりこの争奪戦が繰り広げられていました。

子どもたちのエネルギーは、授業が始まる前から全開です。

授業前に公園で秘密基地をつくって来た子はどろどろで疲れ果てていました。笑


📘 論理国語

テーマ:「言葉を整理する」——「横に広げる/縦に深める」思考法


前回学んだ「具体と抽象(イコールの関係)」と「対立関係」を復習し「言葉を整理する」というテーマへ。


「イコールと対立を使って言葉を整理する。思考するときはこれが重要である」と伝えました。

例題として「食べ物」を分解。

野菜・果物・魚という横の並び(対立関係)と、「食べ物」という上位概念との縦の関係(イコール関係)を確認しました。

「考えるとは分解すること」——常々言っています。

「横に広げる/縦に深める」この分解の考え方が今回の授業で最も重要です。


続いて道具の分類に挑戦。裁縫道具・大工道具・農具の3カテゴリーに分けていきます。

ここで語彙力の壁にぶつかりました。

「さいほう道具って何?農具って何?くわって何?かんなって何?」という声が出ました。

確かに普段使わないし、本を読んでも、Youtubeにもなかなか出てこない、知識の空白地帯かもしれません。

動画を見ながら「かんな」について学びましたが、家に鰹節を削る道具がある子は逆に混同していました。笑

こういうどこから手を付けていいか分からない状況になったときこそ、「わからない」で諦めるのではなく、手掛かりを見つけて推理する方法を伝えました。

また、語彙力と思考力は切り離せないものだと改めて感じた場面でした。


🏺 長文読解&探究

題:動物行動学——イトヨと鍵刺激(説明文)/森の神様と金の斧に似た寓話(小説)

語彙:淡水魚、海水魚、縄張り、鍵刺激、トリガー、見立てる

要約:淡水魚のイトヨは繁殖期になると雄の腹が赤くなり、赤い色を見ると攻撃する習性がある。動物行動学者ニコ・ティンバーゲン(1907–1988)はこの反応を「鍵刺激」と名づけた。特定の条件が引き金となって決まった行動が引き起こされるという概念である。


説明文では「淡水魚って何?」から始めました。

「タコみたいな?」という答えが出たので、「タコはいないな」と笑いつつ、「川や池にいる魚。メダカとか鯉とか、ブラックバスとか」と具体例を挙げました。

対になる言葉として「海水魚」も紹介。ここでも前半で学んだ「対立」がいきてきます。


読み進めていくと「そうなると」「いっぽうで」という言葉が出てきました。

「"そうなると"って、どうなると?」「“いっぽうで”は何と何をつなげている?」このように文章をみんなで精読していきました。


「鍵刺激」の概念は、比喩を使って説明しました。

錠前と鍵。鍵を錠前に入れたらカチャって開くことを銃のトリガーに例えたりしながら説明しました。

こういう話をしていると、ある子が「でも色を見て攻撃してるわけじゃなくない?」と疑問を投げかけました。

この疑問は文章を読めていないから起きる質問なのですが、このような解釈の間違いを発見できることが重要だと改めて思います。

私はインタラクティブな授業に力を入れており、授業中にトンチンカンなことを言われると穴というか宝というか表現は難しいですが、見過ごしてはいけない何かを発見できたような気持ちになります。

「え、そんな風に考えていたの!?(これが見過ごされずに良かった)」と。

少人数でディスカッションしながらの授業の本当に良い点だと思います。


🧠 クリティカルシンキング

テーマ:クラス対抗リレーの補欠選抜ケース(続き)

今回で最終回。

クラス対抗リレーの補欠選考問題に取り組みました。


一つご紹介すると、

「クラスの絆を深める」という目的のもとに提案をした子がいます。

「クラスの絆を深めるために、タイムが速い人を選んで、リレーに勝つ。」という趣旨の意見でした。

反対意見として

「怪我をした田口さん(ケース上の名前)が1週間で治る予定。運動会は10日後、みんなの絆を深めるという目的なら

最初に選ばれた田口さんの回復を待った方がより適切なんじゃない?」

すると

「補欠を決めてって先生に言われて、ケガで帰ってこなかったらどうするんですか?田口さんが治らなかった時のために、補欠を選んでいます。」

その場で考えた様な反論でしたが、なかなかうまい切り返しだなと思いました笑


ちょっと今回は次回以降の宿題の説明に時間を要したので、議論の時間がとれなかったのが申し訳ないです。


次回からはケースが変わります!

昔話をオマージュしたToi(問い) Storyシリーズです。


第一回は「オットーの斧」。

おなじみの「金の斧・銀の斧」に似た寓話。

登場人物はオットー、妻エルザ、子どものフィンとリナ、そして森の神様。

病気の妻の命を助けるためにお金に困っているオットーが、谷底に落とした鉄の斧ではなく、神様に「この金の斧はお前の斧か?」尋ねられどうするか?というケース。


皆でケースを読みました。

次々にみんないろいろ話出しました。

「正直に言えば、鉄の斧も金の斧ももらえるから正直に言う!」

「いやでも、そんなこと書いてないよ!」

「じゃぁ金の斧もらおうかな!」

「おれは正直に言うよ!」

(そういう簡単な話じゃないんだよと思いながら聞いていました笑)


金の斧の物語では「正直者は報われる」が前提ですが、この物語ではそれが保証されていない。

最終的には「自分がオットーだったらどうするか?」を考えますが、まず来週に向けてこのケースでは何が起きているのか情報整理の宿題です。

「おもしれぇ~!」と言っている子も居ました。

考えることが好きなんでしょうね!

さぁこの状況でどの様に立ち振る舞うのか、このジレンマにどう対応するのか。

子どもたちとの議論が楽しみです。


これからの文章読解の宿題のやり方を体系的に書面に落として説明しました。

口頭では簡単に説明してはいましたが、学年が上がりちょっとずつ本格的に正式に取り組みます。


まず、「宿題は問題を解くことではありません。」

これは重要なメッセージで、

「今日の宿題は簡単だった!」

「全部合ってた!」

と、多くの子が言います。


でも、精読するなかで「言葉の意味」「文の意味」「接続詞が何を繋いでいるか」「筆者は何が言いたいの?」「その理由はなんだって言ってる?」

という様な質問をすると分からないことだらけです。

つまり、問題に正解していても内容が理解できていないということです。

これって本末転倒ですよね。


■これからの文章読解の宿題でやることは大きく2つです。

①語い調べ

②文章の構造化

-各段落を一文で要約する。

-要約したら各段落にラベル(「話題」「意見」「具体例」「理由」など)をつける

-全体を「はじめ・中・おわり」に三分割。(できる人は、論理的なつながりを書く)

-最後に全体を2〜3文で要約。


これができるようになったら、一人で本を読んでどんどん知識を吸収していけます。

また、論理的な思考力も鍛えられます。

たぶん初回は10%くらいしかできていないと思いますが、じっくり取り組みながら前に進んでいきます。


私も生徒の様子を見てより良い方向に修正していきます。



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