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2026年4月|小学4年生授業レポート④_0427_Mon

  • 4月28日
  • 読了時間: 6分

あいにくの雨でしたが、授業が終わるころには雨が上がり、大きな虹がかかっていたようですね!


📘 論理国語

テーマ:「文の要点をつかむ」——要点(主語と述語)と飾り


前回からの続きで、「言葉を整理する」ための土台として「具体化(縦に深める)」と「対比(横に広げる)」を軽く復習してから、今回のメインテーマに入りました。


「文の中で一番伝えたい『要点』はどこにあるか?それは主語と述語。それ以外は全部『飾り』である」ことを学びました。


主語の見つけ方は「が」「は」、述語は大きく三種類——「する(動作)」「様子だ」「定義だ(〜は〜だ)」。

そして、「日本語は主語が省略されることがあるため、見つける順番は必ず述語から。


主語・述語を探す問題でこんなものが出ました。

「田中さんが いちばん 好きな 科目は 体育 です。」


主語の候補になりそうなものが2つあります。

「田中さんが」「科目は」

主語から探すと迷いますが述語から探すと迷いません。

また、この文の構造は「複文」と呼ばれるもので、英文法の関係詞を学ぶ際にとても役立ちます。


🏺 長文読解&探究

題:「ヒトの親指はエライ!」(説明文)

語彙:全く(=ゼロ・全否定)、補う、蹄(ひづめ)、しなやか、サム(thumb)

要約:草食獣は逃げるために「速く走る」ことに特化し、指を失ってひづめに変化しました。一方、肉食獣は獲物を捕まえるため前足でつかむ・なぐる機能を残しつつ、背骨をしなやかに伸び縮みさせて速く走る能力も両立させています。さらにアライグマやレッサーパンダのように、木登りや物をつかむ働きを発達させ、ヒトの手に近づいた肉食獣もいます。


導入は親指の話から。

「指の中でどれが一番大事?」という話から、親指が他の指と向かい合う方向に動くこと(対向性)を確認しました。

「親指がないと、ものをつまめないんだよ」と伝えると、ピースの様にして「これで筆箱掴めるよ!」と色々工夫してくれていました。笑

「英語で親指は thumb(サム)。fingerの中に入っておらず、英語では親指は『指』という認識ではない」ことにも触れました。

①人差し指:index finger

②中指  :middle finger

③薬指  :ring finger

④小指  :little finger

⑤親指  :thumb


続いて肉食獣と草食獣の説明文を音読。

段落ごとに番号を振り、「この段落で一番言いたいことは何?」を確認しました。

宿題のやり方の実戦での確認です。


要約に唯一無二の正解は無いと思っています。

今回みんなに伝えたのは、文章を読むとき、学校や塾やそのほかの習い事でも人の話を聞くときに考えるべきことは「ポイントは何だ?」ということです。

「ここには色々書いてあるし、先生からいろいろ説明されたけど、結局ポイントは何だ?」

こういう思考で見聞きできる様になってほしいなと思いもあって、要約に取り組んでもらっています。

授業中によく「簡単に説明してみて」「結局これは何?」「つまりどういうこと?」と話を振るのは、芯を捉える、話の核を捕まえる練習です。


●探究:共進化

今回の文章の大まかなロジックはこうです。


草食獣の足は、速く走るために指がヒヅメに変化した。

肉食獣の足は、獲物を捕まえるために指が残り、爪を立て、獲物を殴り倒すことができるように変化した。

しかし、それでは足が遅くなってしまうので、背骨をしなやかに変化させ早く走れるようになった。


この確認をした時に、「また草食動物の足が早くなったらどうするの?」という鋭い質問がありました。


ここで「共進化」という生物の進化における面白い話をしました。

ガゼル(草食動物)が早く走るために進化する。

チーター(肉食獣)はガゼルを捕まえるために『もっと速くなろう』と進化する

ガゼルは逃げるために早くなる。

という様に、一緒に進化していく「共進化」を学びました。


さらにこれは植物にも当てはまります。

植物が毒を作る→それを食べる草食動物がその毒に耐える体になる→植物がもっと強い毒を作るようになる。これも共進化であると続けました。


本文の中だけで完結させずに、その先の世界へ展開し、物事の共通性を感じ取ってほしいと思います。

つまり抽象化です。

具体的な事象を見た時に、抽象化(一般化)して別の事例に当てはめられないかを考える。

このように具体と抽象の世界を行ったり来たりできる頭の使い方、視座の変え方ができるようになると素晴らしいなと思います。

私はその、視点視座の切り替えを手伝うためにいろんな質問を投げかけながら授業をしています。


何かを見聞きした時に、違う物事との関連性を見出せるようになると学ぶことが楽しくなるのではないかと思っています。

「〇〇っていうことは、、、もしかして、XXとも言えるんじゃないか?似てるんじゃないか?」といった感じです。


今回投げかけられた「探求的な問い」は素晴らしいと思います。


🧠 クリティカルシンキング

テーマ:「オットーの斧」——情報整理ステップ1/事実と意見の切り分け


前回(先週水曜)に本格スタートした「オットーの斧」のケース。

今回は情報整理(ステップ1)を進めながら、「事実と意見をどう切り分けるか」を一緒に考えました。


ステップ1とは何か。これは前回の「リレーの話」のケースでもやりました。

まずは状況の中にある情報を整理して並べることです。


事実と意見の区別を、日常の例で練習しました。

「『熱っぽいんです』——これは事実?意見?」

ある子が「意見」と答えてくれました。

「そう、これは意見。じゃあこれに対する『事実』は?」

「39度5分ありました」と続いた答えに、「これは事実。数字で出てきてるからね」と返しました。

「『50メートル走を8秒で走った』これも事実。『このカレーは美味しい』は意見」と例を重ねました。

「あ、誰が見ても変わらないものが事実だ!なんか思い出してきた!」といっている子もいました。

意見なのか事実なのかの問題を出すとなぜか盛り上がります。笑


ここで少し難しい例を出しました。

「ディズニーランドは日本で一番有名なテーマパーク——これは事実?意見?」

教室が少しざわつき、「意見でしょ!」という声が多かったです。

「確かにこのままだと意見だけど、『一年間に何人来るか』など指標・基準を決めると事実であると決められる。」

という話をしました。


本題に戻り、オットーの斧について、まずみんなに「オットーの斧はどんな話か?」を自分の言葉で簡単に説明してもらいました。

「えー、難しい」という子や、「やってみる!」と手を挙げる子など、それぞれの要約が面白かったです。

これも非常に大切な力なので、時折やっています。

今期はコンパクトに「オットーが、病気で倒れた妻を助けるために、神様に嘘をつくかどうか迷う話」としました。


その後にこの物語の内容をみんなで整理し、次回の宿題を確認しました。


■次回授業について

ゴールデンウィークのため翌週はお休みです。

次回は5月11日(月)。

連休中は外で思いっきり遊びつつ、宿題にも取り組んでもらえると嬉しいです。



太郎塾では体験授業を随時受け付けています。

「国語力・好奇心・考える力」を育てたいとお考えの保護者様、お気軽にお問い合わせください。


▶ 無料体験のお申し込みはこちら

https://t-serendip.hacomono.jp/home

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