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2026年5月|小学5年生授業レポート①_0513_Wed

  • 5月14日
  • 読了時間: 7分

2026年5月13日(水)


ゴールデンウィーク明けの初回授業。


「GWに羽田空港まで自転車で行ってきた!」

「誰といったの?」

「一人だよ」

驚愕でした!笑


多摩川沿いのサイクリングロードを進めば着くらしいです。

一緒にGoogleMapで確認したら、26km、所要時間1時間45分。


めちゃくちゃいい冒険だなと感心しました。


個人的には、(この話は小さくないですが)こういう小さな経験の積み重ねが人間の自信を形成し、困難に直面した時に乗り越える原動力・現体験になるのだと思います。私の子どもも、初めて一人で電車を乗り継いで習い事から帰ってきた時は誇らしそうでした。笑

例えば、2歳くらいの子どもが、一人で自分でフタを開けたとか、ボールを投げられたとか、虫を捕まえたとか、大人から見れば何でもないことが彼らには誇らしく

それが俗にいう成功体験となり、「俺はできる、大丈夫だ」という謎の自信が身に付き、それを武器に人生を突き進んでいくのだろうと思います。


また、近くの農園でいちご狩りをしてから太郎塾に来てくれた様で、摘みたてのイチゴもたくさん持ってきてくれました!

後のクラスの子も含めて、みんなで分けておいしくいただきました!

おいしいイチゴありがとう!


📘 論理国語

テーマ:「名詞・動詞を見抜く」


論理エンジンのステップ5「主語や述語になる言葉① 名詞・動詞を学ぼう」に入りました。

これまで「主語・述語・目的語」を見つける作業を積み重ねてきたので、今回はそれを支える品詞——名詞と動詞の判別に踏み込みます。


入り口は「名詞は主語になりうる」「動詞は述語になりうる」というシンプルな確認です。

そして動詞の見分け方として、「言い切りの形がウ段(う)で終わる」というルールを軽く紹介しました。

万能ルールではありませんが、まずは『手がかり』として持っておくと判定が一気に楽になります。


ここで面白かったのが「勉強/授業」の判定です。

「勉強」「授業」と単独で言うとき、動作が思い浮かぶか?を一緒に検討しました。

「勉強する」という形になって初めて動きが見えてくる。

つまり「勉強」そのものは物事の名前(名詞)で、「する」がついて述語になれる。


🏺 文章読解&探究

題 :羽生善治『直感力』(PHP新書)

種類:説明文(評論)

要約:長く考えれば良い決断ができるかというと、必ずしもそうではない。むしろ迷宮に入り込み、決断を放棄してしまうことの方が多い。本当に大事なのは、絶対の自信がなくとも「まあ今回はこれでいってみよう」と踏ん切りをつける——「見切る」力である。「見切る」ことは自分の調子を測るバロメーターであり、直感を信じる強さにも通じている。


語彙:長考、好手、悪手、疑問手、バロメーター、直感、見切る、むしろ


教材は将棋棋士・羽生善治さんの『直感力』。

将棋の対局を例に、「長く考えること」と「決断すること」の関係を論じた説明文です。


将棋の話題で、藤井聡太さんに触れないわけにはいきません。

彼が凄いことは多くの人が知っていますが、「どれくらいすごいのか?」


●藤井聡太さんの探求

羽生善治会長のインタビュー動画を入り口に、藤井聡太さんのすごさに迫りました。

まずはインタビュー動画から

記者「当時の羽生7冠と、現在の藤井8冠が対局したらどちらが強いですか?」

羽生さん「ハハハハハ、全くかなわないです笑」

別の記事では、「彼は、人間がどこまで強くなれるのかを証明しようとしている」とまで言いました。

あの天才棋士羽生さんにそう言わせる藤井聡太さんの凄まじさ・距離感を少しでも肌で感じてもらいたく、みんな将棋を指したことがあり、駒の動かし方もわかるとのことだったので、詰め将棋をやってみました。


問題は1手詰めの問題です。

これだけでも相当難しいです。 https://www.aonoshogi.com/1tetsume/000/001.php


●9手詰めの詰め将棋問題を目隠しで解く藤井聡太さん。

「え、言われたこと覚えてるの!?」と驚いていました。

●41手詰めを26秒で解いてしまう藤井聡太さん


もう人間の域を超えている様にも見えます。


米長邦雄永世棋聖の言葉を紹介しました。

「兄たちは頭が悪いから東大に行った。私は頭が良いから将棋の棋士になった」

棋士の頭の良さが分かりますね。


文中の「長考」という言葉の意味を確認したとき、「長く考えるってこと」と即答してくれた子がいました。

こんな難解な詰め将棋を瞬く間に解いてしまう藤井聡太さんでも一手に90分考えることがあるんだよ。

という話をすると、「えっ」と驚きの反応。

「長考」という言葉一つとっても、前提の知識があるか否かで理解が全く異なってきます。


次の1手に対して、大学の講義一本分もの時間である90分も使って、一体どんなことを考えているんだろうって思いますね笑

もう凡人には分かりかねる領域です。


●探究:選択肢の組合せ爆発

本文の流れから、「将棋の最初の一手は何通りある?」という話になりました。

将棋の初期配置から、

歩で9通り、香車で2通り、銀・金・玉・飛車・角……と数え上げて、初手は理論上30通り。

相手も30通り返せるから、一手目と二手目で900通り。仮に次の手が30通りあると仮定したら三手目までで27,000通り。

「将棋の人たちは十手先まで読むから、何億ものパターンから一手を選んでいる」

本文に出てきた「長考」「直感」が、なぜそんなに重要なのかが体感としてつながった瞬間でした。

もちろん現実には、手筋という定石のようなものが存在し、トリッキーなものもありますが初手であれば角道をあけるか、飛車先の歩を伸ばすのが一般的なので30通り全てで迷うことはありません。


🧠 クリティカルシンキング

テーマ:オットーの斧


前週から扱っているクリティカルシンキングのケース「オットーの斧」について、「神様にお願いする内容は、ほかにどんな選択肢があるか」

「本当のことを言う/嘘をつく」の二択以外に、自分で第三・第四の選択肢を生み出せるか。


・「実は僕は鉄の斧も落としたんですが、私の鉄の斧は知りませんか?」・・・金の斧も私のだけど、鉄の斧も落としたと伝える。笑

 なかなかがめついですが、エルザの命も大事だけど、父から譲り受けた唯一の斧なので、それも戻ってきてほしいという、両取りの考え方ですね!

・病気のことを話して、金貨を10枚くださいとお願いする。

・病気のことを話して、薬をくださいとお願いする。

・金の斧はいらないから、病気を治してとお願いする。・・・金の斧を換金して薬を買ってというプロセスを省いて、問題そのものを解決してもらおうという話ですね。おもしろい!


みんな神様をシェンロンの様に考えてますね。

でも徐々にプロセスを省いているのは面白い傾向ですね!


クリシンは次回が本題です。

・神様に色々お願いしたけど「ダメだ」と断られ、

「金の斧はお前のか?」に対して、「はい(嘘をつく)」か「いいえ(正直に答える)」でしか答えられない場合、どちらを選択するか?

・どちらを選んだとしても失うものがあるけど、どちらかを選ばなくてはならない。こんなときどうやって考えるか?このジレンマに挑みます。


もちろん唯一無二の答えはありません。

一方を選べばもう一方を選べない。

岐路に立つことが多い人生と一緒です。パラレルワールドのような世界です。


次週は、仕掛けを用意して自分の価値観はどこにあるのか?

またその程度(基準)はどう考えるのか?

いろいろ悩む体験をしてもらいたいと思います。


●雑談

イチゴを食べながらこんな話:いちご狩りとIKEAのからくり


おやつの時間に、「長野の畑でとうもろこしを無料でもらってきた」という体験談が出ました。

そこから「普通に買うより、いちご狩りで採るほうが安いことがあるのは、なんでだと思う?」と問いかけ。

「箱代がないから?」と推測してくれた子もいましたが、本質はもう少し違うところにあります。

理由は、ビジネス的に言うと労働力の代替です。

「お客さんが自分で摘んで、自分で運ぶ。つまり“お客さんが労働力”になっているんだよ」


IKEAについても同じ構造を学びました。

従来、家具は完成したものを購入します。

しかしIKEAは違います。

自分で組み立てる。だから組立費用(人件費や工具の消耗費)もかからない。安く買えた気がするけれど、その分自分が働いている。


しかしミニ四駆をはじめとするプラモデルは、その組み立てる過程そのものが消費者にとって価値であるため、その考え方は適用されないかもしれません。

また、○○狩りも「体験」を価値として提供しているので実際は安くないことが多いですね。笑


何を価値として提供するのかは、いろいろ異なるので面白ですね!

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