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2026年6月|小学4年生授業レポート②_0610_Wed

  • 6月12日
  • 読了時間: 4分

📘 論理国語


テーマ:助詞・接続詞のまとめ


先週から続けてきた助詞・接続表現の単元も、いよいよ仕上げです。まずは宿題の答え合わせから、ことばを一つずつ確かめていきました。


途中、「推し量る」という言葉で立ち止まりました。

「これ、音読みできる?」と聞くと、「お酢!」という答えが返ってきて、思わずみんなで笑いました。

「それは調味料でしょ」とツッコミつつ、「推し量る」の「推」は「推理」の「推」と同じだと板書で示し、「おばあちゃんの顔を見て"嬉しいんだろうな"と推理することだよ」と意味を整理しました。


次に面白かったのが「先日」。

試しに「先日」っていつ?と聞いてみると、"先"という漢字だから明日か明後日という回答がありました。

そこで時間の流れを左から右へ、過去・今(現在)・未来と一本の線で描いてみせて、漢字の見た目の直感と、実際の意味がズレることがあることを説明しました。

確かに難しいですよね。 「前」というと、物理的には自分より前方を指すのに、「前日」は後ろをイメージする過去。 日本語って深く考えると難しいですね。

🏺 文章読解&探究

題 :科学のおはなし 植物のふしぎ(萩原信介 修)

種類:説明文

語彙:刈り取る/切り取る、発芽、発芽点、養分、腐る


授業はいつものように音読から。


まず「刈り取る」について。

ある子は「スコップで土ごとえぐり取るイメージ」と答えてくれましたが、「刈り取るは、生えているものを地面の上でスパッと切って掃除すること。野菜なんかにもよく使う言葉だよ」と整理しました。

実はこの一語の理解が、後のクリティカルシンキングで大きな伏線になります。


「次の年の春に、また同じ場所からタンポポが生えていてびっくりする」という一文では、「なんでびっくりするの?」と問いかけました。

ある子が「植物は普通、刈り取ったら再生しないと思っているから」と答えてくれて、まさにその通り。

「もう生えてこないだろうと思ったのに、ちゃんと生きていた——その意外さにびっくりするんだね」と確認しました。


今日いちばん白熱したのが「腐る」とは何か、という議論です。

ある子が「例えば、冷蔵庫に入れすぎて……」と話し始めたところで、「ちょっと待って。"例えば"から始めると説明にならないんだ。まず"腐るとは何か"をズバッと言ってから、例を出そう」と止めました。

すると「水を入れすぎて腐る」と説明してくれました。


この説明の問題点についてみんなで考えました。

・具体的すぎるからダメ?

・理由になってない?

・水を入れすぎる以外にも腐ることがあるから?

など色々な意見が出ましたが、腐るを説明するために"腐る"という言葉を使ってしまっていることが問題ということです。


そして——途中で教室を抜け出し、本物のタンポポを探しに出かけました!

狙いは、文章に出てきた「2〜3センチの根」から本当に芽が出るのかを実験するため。ところがこれが、まったく抜けません。

土の中から上だけがキレイにスパッと千切れてしまう。

月曜日の授業で学んだことを生かして、スコップを使って掘りながらタンポポの根の長さを見ました。

だから引っこ抜けないのか!と納得しました。

そして持ち帰ったタンポポの根を文章通りに栽培すると、根や葉が出てくるのか。 2〜3週間後が楽しみです!


🧠 クリティカルシンキング ―問いを立てる練習。多角的に考える練習。―


先週学んだ「三つの問い」(①情報の問い ②意味の問い ③論証の問い)を、今日は実際の文章で使ってみました。


面白かったのが、ある子の「なぜ根を刈り取ったのに、根の切り口があるのか?」という質問。

上に書いた伏線がここで回収されました。

一見もっともらしいのですが、よく聞くと「刈り取る=根ごと全部引き抜く」と勘違いしているために生まれた問いでした。


「この疑問が出てくるのは、"刈り取る"の意味を取り違えているから」とみんなで突き止めていく——まさに、いい間違いから言葉の理解が深まる好例でした。


そこから私は、問いの広げ方をいくつか例示しました。

「タンポポの他に、根の切れ端から芽を出す植物はあるかな?」

「植物が一部分から元に戻るって、トカゲのしっぽが再生するのと共通点はないかな?」

「綿毛のついた種は、風でどのくらい飛ぶんだろう?」

「文章には水と養分とあるけど、本当にそれだけ? 太陽の光や温度はいらないの?」と、"書いてあることを疑う"視点まで投げかけました。


質問がたくさん載ったプリントを配布して目を通した子から、「あ~こうやって考えるんだ~!」「こんなに質問考えるの!?」と色んなコメントがでました。

「文章を読んで"ふーん"と流していたら、こういう疑問は出てこないし、考える力もつかない。質問を出すことも、大事な"考える"ということなんだよ」と伝えました。


宿題は、次の文章「和紙」について語彙調べと、質問を5つ以上考えてくること。



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