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2026年2月|小学3年生授業レポート③

  • 2月25日
  • 読了時間: 4分

📘 論理国語

学んだテーマ:イコールの関係(「例えば」「つまり」)

既に習っている知識を使って、文章中から何と何がイコールの関係になっているかを読み取る練習をしました。

「例えば」は具体化。 「つまり」は抽象化。

既に習っていることもあり、みんなスラスラできていた印象です。

言葉の働きを意識できるようになると、文章の構造が少しずつ見えてきます。 何となく読むのではなく、「どうつながっているか」を捉える力。 これは国語だけでなく、すべての学びの土台になります。

文章を読める子と、"なんとなく読んでいる子"の差は、ここで生まれます。


🏺 長文読解&探究

題:里山で木を織る 藤布が教えてくれた宝物

語彙:人の手が入らない林、放棄する、石炭、広葉樹、針葉樹、洪水、土砂崩れ

日本初の世界遺産「白神山地」に代表されるブナ林の役割と、それらが失われてきた理由についての文章です。

① ブナ林はなぜ切られたのか

ブナ林が高度経済成長期になぜ切られ、杉やヒノキに植え替えられたのか。そして、それによって何が起きたのか。

白神山地の動画を見ると、

「めっちゃきれい、ここ住みたい!」 「白神さん家(しらかみさんち)だと思った。」

と盛り上がりました。

まずは素直に感動する。その感性があること自体、とても大切なことだと思っています。

長文読解の問題を解くだけで終わらせず、文章を味わい、自分の知識として蓄積していくことを目指しています。


② 石炭って何でできてる?

燃料エネルギーの変遷(まき・炭→石炭・水力→石油)の中で出てきた「石炭」とは何かも探究しました。

石炭が何でできているかを聞くと、

「石でしょ!」 「サウナの中にあって、水をかけるとシュ〜って熱くなるやつでしょ?」 「マイクラで出てくるよ!木炭とは違うの?」

実は、石炭は木(植物)でできているんだよ! 「えぇぇぇ〜!!?👀」

予想通り、みんなとても驚きました(笑)。

そこから「石炭紀」の話へ。なぜこの時代に地球上の石炭の約半分がつくられたのかにも触れました。

マイクラの話が出てきたので後で調べてみると、「石炭は作ることができませんが、使い道がほぼ同じの『木炭』なら木から作成可能です」とありました。かなり現実に近く、私も驚きました。

知識が点ではなく、線でつながる瞬間ですね。


③ 文章を「俯瞰して」読む練習

設問にはありませんが、先週やった「話題が何かを考える練習」と、8つの段落を構造化する練習もしました。

特に接続詞に注意しながら、筆者がどのようなストーリー展開で書いているのかを読み取る——長文を俯瞰して読む練習です。

「木を見て森を見ず」にならないように、大枠で捉える力を養います。

みんな楽しそうに取り組んでいました。全員めちゃくちゃ惜しかったです!これからも継続して、ときどき実践していこうと思います。

④ 「正解のないこと」を考える

文中の一節——

「ブナの原生林が日本中で次々に切り倒されました。それは、建築用の木材として高く売れる杉やヒノキを植林するためでした。」

高度経済成長期における経済合理性という観点では、正しい判断かもしれません。しかし、長期的には洪水や土砂崩れが起きています。

補足説明をすると、子どもたちは「なんでそんなことするの!?金儲け禁止しよう!」と憤る子も。

まっすぐですね!でも、ここがまさに考える場面です。

針葉樹は成長が早く、まっすぐで建築資材として扱いやすい。

需要に応えようとした人もいた。反対した人もいたでしょう。

どちらが良い・悪いという二元論ではなく、バランスをどう保つか。

もし間違っていたと分かったらどう修正するか。

こういった視点を持てるかどうかで、物事の見え方は大きく変わります。

難しいからこそ、安易に多数決やサイコロで決めない。

「正解のないことを考えること」は、大人でも避けたくなるほど大変な作業です。

でも——この思考体力がないまま社会に出ることの方が、私はもっと怖いと思っています。

思考体力や思考力は一朝一夕では身につきません。自分の人生のかじ取りには、この思考体力と思考力が不可欠だと考えています。


🧠 クリティカルシンキング テーマ:スポーツは会場観戦か、テレビ観戦か?

今回は「どちらが良いか」を決める回ではありません。まず「何を考えるべきか」を考える回です。

メリット・デメリットは整理には使えますが、それ自体は論点にはなりません。

宿題で出てきた意見——

「そもそも、なぜ会場とテレビの二つで観られるようになっているのか?」

面白い視点ですね!立場を決める直接的な論点にはなりませんが、問いを一段深くしようとする姿勢は確実に育っています。

日常の中で「あれ、これってどう考えればいいんだろう?」と立ち止まれる子は、静かに伸びていきます。

テストの点数にはすぐ表れないかもしれません。でも、間違いなくあとから効いてくる力です。

自分の頭で考え、自分の言葉で話す力を、これからも大切に育てていきます。

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